皆さんこんにちは。今日も疲れてますか?なんだか釈然としないでしょうか?何となく徒労感があったり、むなしさを感じて生きていたりしませんでしょうか。
「なにごとも明るい方を見ようよ」というスーパーポジティブな人っていますが、私はすごく苦手です。
「いやいや、あなたみたいに明るくないですから」
そう思っています。
そんな自分を少し幸せに導いてくれる禅の言葉をご紹介します。
Contents
ネガティブ思考がネガティブを呼び込む
自分が落ちている時っていうのはドンドン思考がネガティブになっていくのを感じますよね。
何か失敗した → 自分なんて生きている価値がない → 気分が落ち込んでさらに嫌なことを考える → 私なんて・・・
こんな感じでグルグル、グルグル、螺旋階段を下がっていくような感覚を覚えます。
最後にはベッドから出られなくなったり、泣きたくなったり、発狂したくなったり、イライラを爆発させたくなったり。
そんなことをしても何の解決にもならないということはわかっちゃいるけど、やめられないのがネガティブスパイラルの厄介なところです。
私は非常に落ち込みやすく、自己肯定感も低く、幸せを感じる力が弱い人間です。
そんな自分の人生も捨てたもんではないよね。
そう思えるにはどうしたらよいのでしょうか。
日々是好日
禅には「日々是好日」という言葉があります。どうやって読むのでしょうか。
【読み方】
にちにち これ こうにち
【意味】
どう思うか次第で一日がそれぞれ自分にとって良い日になる。
私が偉そうに説明する必要もなく、「幸せに思えたらその一日が幸せだ」ということを言っているシンプルな言葉です。
大前提としての「諸行無常」の考えをまずもとう
諸行無常(しょぎょうむじょう)という禅語を聞いたことがある方も多いと思います。
この世の中にあるものは全て無常。
何一つ変わらないものはない。
ざっくりそんな意味です。
もう少し深く意味を考えてみると「相手も変わります。そのお互いの変化を受け止めて愛しましょう」という意味が隠れています。
「あなたは変わってしまった」「昔の彼ではない」「昔はいい人だったのに」そんな感じで昔と今の違いを否定的に考える方がいますが、変わって当たり前です。
仕事でも「上司が言っていることが違う」「方針がコロコロ変わる」「あの人昔はすごかったのに」ということが起こりますが、こちらも変わって当たり前です。
人間は固定的な考えをもった方が安定しますから「常に同じである」と勝手に脳が判断しているから「変化することが悪いこと」と考えてしまいがちですが、決してそんなことはなく、本来は変わって当たり前ということを忘れてはなりません。
諸行無常からの「日々是好日」
ではすべてが一定ではないということを改めて認識できたところで「日々是好日」に話を戻してみましょう。
すべてのものが変わっているということはどういうことでしょうか。
いまある悩みや苦しみも消えていくということです。
今もっている感情、今の苦しみ、今のつらさ、今の孤独。
こういったものは消えていきます。
さらに強い苦しみがやってくるかもしれません。
ですが、それもいずれ去っていきます。
モノゴトにとらわれず、どう思うか次第で一日がそれぞれ自分にとって良い日になると信じて毎日過ごすことが幸せを感じる秘訣ということが言えると思います。
傷つけられた時
投資で損をした時
転んだ時
トラブルに巻き込まれた時
そんなときに「幸せ」を感じることができるでしょうか。
「餓死する人もいる」「戦争の時の苦しみに比べれば」「障害や病気で大変な思いをしている人と比べれば」といった形で比較をして自分の今の幸せを感じる方法もありますが、自分よりさらにハッピーな人のことも同時に考えてしまうのであまりお勧めはしません。
人と比べるよりも「常に一定のものはない」と考えて「いずれ苦しみは去るからとらわれてはいけない」「いいときも悪いときもある」と思っていればいいはずです。
そんな都合よく考えられないこともたくさん起きますので、常にというわけにはいきませんが、なるべく「日々是好日」と考えて生きていきたいものです。
Keiky.