会社の人間関係

相手に「この人ないな」と思われる7つの言葉

「この人ないな」

仕事の会話をしてしてそんなことをふと思うことは誰しもあるものです。

それはその人に理解力がなかったり、考え方が自己中心的すぎたり、基礎的な知識がなさすぎたり、人格的に問題があったり、理由は様々だと思います。

私たちは誰しも価値観が違いますし、もちろん相性もあるし、自分が大切にしている価値観と合わないと「この人ないな」と思うものです。

まあある意味お互い様なわけですが、一発で「この人ないな」と思われてしまうことがあるのも確かです。

仕事をしている上でその言葉を言った瞬間に「この人はできない人」というレッテルを瞬時に貼られてしまう言葉がありますので6つほどご紹介します。

心の中でその人を戦力外とすることってある

年上、年下限らず会社で仕事をしていると、会話の端々に相手がどう考えているか価値観がにじみでてしまいます。上手に取り繕っていたとしても、雰囲気や態度に出ますし、油断した時に出た一言からその人の人格が見えてくる場合もあるので完全に隠すことは不可能です。

「あーこの人はいかに自分に仕事がこないようにということしか考えていないんだな」とか、「この人は自分のことばかりが中心にあって部下を育成する気なんかさらさらないんだな」とか「評論家のようなことがいってじゃあどうすればいいかという具体性がないな」とか。

そういった悪い面がある一方で良い印象を受けることだってあります。それまで大嫌いだった人が、「意外にこの人、実はいい人かも」といった具合に。

「この人冷たい人だと思ってたけど、きつい発言の奥に愛があるな」とか「この人全然仕事出来ないのは変わりないけど、どんな人も受け止めるやさしさがあるな」とか「考えが足りないけど突進力があるし、いい上司が導けばすごい戦力になるな」とか。

このように一見するとみんな表面は取り繕っていたり、第一印象が固まりすぎてしまったり、会社で色々な人がその人を評価するバイアスがかかってなかなか本当のその人のことは見えません。

今回は「発した瞬間ダメなヤツ」とレッテルを貼られてしまう、なるべく使わない方が良い言葉を6つご紹介します。

間違っても上司や先輩の前では言わない方が良いと思いますし、上司や年配者だからといってこういう言葉を言えば一気に後輩からの信頼は失いますので年齢に関係なく気を付けたいものです。

発しない方がいい6つの言葉

1)あいつよりまし

人と比較して自分を肯定するような発言というのは聞いていて心地よいものではありません。下を見て今の自分は「まだ大丈夫」というのは心理的に弱っていたり自己肯定感をあげるには必要な時もありますが、口癖のようにいうような人はあまり努力をしていない人だったり、会社のために貢献をしていこうというタイプにはあまりいないと感じます。

自分が落ち込んでいるときに励ますために「他の人は君ほど考えていないよ、XXよりマシだよ」というのはOKかもしれませんが、自ら「俺はマシな方だ」と周囲に対してそういったことを発言しているような人とはいい仕事ができたことはないので経験値としてこの言葉を言う人とはソソーっと距離をおく方が良いです。

2)他人が何というか

大事な会社を変えるための改革プランを考えている時、何か新しい新事業を考えている時、必ずこういう発言をする人というのはいるものです。

自分の保身ために言っている場合が大半で、自分がどう上司説明すればいいのか不安になったり、なにか起きたときの責任をとらされないか心配したりする心理から発せられる場合が多いです。

「部長がなんというか」「社長になんて言われれるか」「そんなことをして恥ずかしくないのか」

これらの言葉は全部あなたに向かって言っているようで、実は言っている人が自分が困るからこういう言葉を言っているものです。

「部長がなんというか(俺が責任とらされるじゃないか)」「社長になって言われるか(目を付けられるのはごめんだ)」「そんなことをして恥ずかしくないのか(俺が恥ずかしくなるないか)」といった具合に自分のことを考えてしか発言していない場合にこういった言葉出てきます。

人になんと言われるか?から思考が始まる人と前向きな仕事はできません。だけど付き合う必要がないということではなくて、そういう人はどう社内で伝えると良いか悪いかという判断に長けているので、やることを決めてからその人に相談するなど、一緒に仕事をする内容を変えて付き合うようにしています。

3)俺も同じだと思った

だいたい自分で考える能力がない人、自分の意見をいうことを恐れている人、プライドが高く最後に発言したがる人などに多い言葉です。

ほんとうに心底同意する場合が私にもあって、そんな時は私も同じだと思ったということはあるが、必ずどう同じだと思ったかを自分の言葉で付け加えるようにしています。

「こういうところが同じだと思った、でも別のこういうところに自信がもてないと思っていた。だからあなたが同じことを言ってくれてちょっと安心した」といった具合に。

こういう言葉ならOKだと思いますが、NGなのは「全く同じ」ということだけいうタイプです。おそらく多数派の意見に流されるタイプで自分のコアがなかったり、そもそもあまり考えていない人に多いです。そういう人には普通に接するけど心のシャッターをそっと閉じましょう。

4)成功の原因は俺がいたから

まあ面と向かってこの言葉をそのまんまいう人はそうそういませんよね(笑)。ここで言いたいのはニュアンスとして上記と似たようなことを言う人が結構いるということです。

「あの案件彼がやったことになっているけど、俺も結構大変だったそういったことは認めて欲しい」という承認欲求から言葉の端々に出てしまう人は結構多いです。

自分の努力を認めて欲しいというのは自然な感情ですが、言いたくなるたびにグッと堪えるようにして、ちゃんと見ている人は見ているという言葉を信じて言葉を飲み込むようにした方が良いと思います。見ている人は見ているし、わかる人にはわかりますので。

手柄は相手にくれてやるくらいに思っていた方が精神的に健全でいられます。

5)そのうちに

先送りの典型的な言葉ですね。そのうちにとか、いまはタイミングじゃないとかいう人は大抵先送り思考です。

中には本当に戦況や、社内の状況を綿密に分析していっている人がいるのでそういう人が言う場合は除いて、「そのうち」というのはやらないに等しいと考えた方がいいと思います。

もしそういったことを言われて先送りにされそうになったら、とにかく自分で手をつけてやってしまうことです。その人は自分がやりたくないだけで、自分でスタートを切ってしまえば案外文句を言われないケースが多いと思います。

「そのうちに」という人は回避して関与させない方が本人もハッピーな場合も多いので、思い切って自分でやってみれば同じ課題意識を持っている人が集まって進んだらする。

そんな時に「そのうちに」といっていたひとが「おれもやるべきと思っていた」といってきたら暖かく受け入れてあげましょう。心のシャッターは永遠に下ろしたままでいいと思いますが、その人の存在までは否定する必要はありません。いつか言い方は悪いが使い道がでてきたり、実はバックアップしてくれる意見を言ってくれたり助けてもらうようなシチュエーションがあるかもしれません。

6)仕方がない

さんざん頑張ったプロジェクトが失敗したら、魂をこめて提案したのに却下されたりした時に自分たちの慰めのためにいうのは問題ありません。

やれることやったし仕方ない、また次頑張ろう。

という仕方ないは良いですが、

「上がこういってるから仕方ない」とか、「やっても無駄だから仕方ない」とかいう類の仕方ないはNG。

ここの大きな違いは「やったあとか、やる前か」という違いです。やる前に仕方ないと言っているうちはいい仕事はできないですし、そういった口癖がある人は試合のリングにあがることを放棄している人が多いのでなかなか一緒には仕事はしづらいものです。

人や環境のせいにしてしまうことは多々ありますが、自分にできることはないか、ほんとうにベストを尽くしたか、あらゆることを考慮したか。そんなことを常に唱えるようにして、仕方ないとは言わないように気をつけましょう。

7)そうは言っても難しい

最後はこの言葉。難しい、難しいと口癖のようにいう人は多いですよね。難しいということは、最初からトライしないということにはならないし、経験が豊富な方に特に多い気がします。

こういった発言が出る時は気を付けて「難しいけど、やるためにどうやるか?」という発想に移れるようにうまく会話を修正しながらポジティブな方向へ考えを持っていくことが重要だと思います。

さいごに

いかがだったでしょうか。

ついつい発してしまっている言葉っていくつかあったのではないでしょうか。年を取ってくるとどうしても経験が多くなる一方でこういったことを言いがちになってしまいます。

実は今回ご紹介したのはすべてが私のオリジナルの言葉ではありません。大前研一さんがこういうことをいうヤツはダメだとおっしゃっていたフレーズを私なりに手帳に書き留めていたものです。

自分が年を取って、ドンドン若手に能力値では抜かれていく立場になったとき、ひがむことなく後輩に助けを求めて彼らを心からサポートしながら自分も組織の長としてリーダーシップを発揮していくためにも、これらの言葉は決して自分の中では言わないことばとして心にとめています。

それではまた。