物事の考え方

完璧主義を捨てるべき4つのデメリットと改善する方法

仕事や家事がおそろく早い人というのはいます。

なんでその短時間でその量の仕事ができるのか?と不思議になりますが、本人は結構余裕があるように見える場合もあり、とても効率が良いのか頭がキレキレなのかと考えてしまう人っていますよね。

私の会社の部門のメンバーの仕事を見ていて仕事が遅かったり、忙しそうにしているのにアウトプットが悪い人というのはいます。そういう人を観察して思ったことがいくつかあるので今日はそんな仕事が遅い人、アウトプットが弱い人についてどうしたら改善できるか?ということについて考えてみました。

■ 完璧主義な人が多すぎる

完璧な仕事、完成された仕事というのはこの世の中に存在する前提にたっているか、たっていないかというのが一番の違いだと私は思っています。

仕事が遅かったり、アウトプットが悪い人というのは単純に考えが浅い人や知識や能力が特別低い場合を除くと、「結構完璧主義な人」である場合が多いです。

完璧を目指すばかりにスピードが遅くなったり、いろいろなことを検討しすぎて論点が不明確になったり、本当はやらなくていいことまでやってしまったり、とにかく完璧主義というのはあまりいいことはありません。

完璧なレポート、プレゼン資料というのものはないという前提にたって、なるべくポイントをつかむことと荒くてもスピードを重視して社内のコンセンサスをとっていくという考え方にシフトしていった方が良い効果がでる人が私の会社では多く見られます。

完璧主義を捨てた方が良いというメリットについて4つありますので考えてみたいと思います。

■ 完璧主義の4つのデメリット

1)アクションが遅れる

とにかくアクションが遅れます。ビジネスは競合もいますし商売のチャンスを失う可能性がある戦場です。のんびり構えて、完璧なプラン作りをしていたらアクションは遅れます。瞬時に状況を把握して行動していかないといけないので、完璧主義的な考え方があると対応が遅れてしまいます。

かといって何も考えずにやるという意味ではなく、ポイントをなるべく早くつかんで即座に行動しながら軌道修正していく能力が求められます。俯瞰した見方をしながらアリの目も持つ感覚が大事です。

2)変化に対応しづらい

変化が起きたときに、完璧なプランにそって行動をしたり、理想とするゴールを完璧に描きすぎると大きな変化が起きたときに軌道修正がしづらくなってしまいます。

最近特に市場の変化のスピードは速いですし、あまりにガチガチに固まっていると取り残される可能性が本当に高まってきました。私の会社でも本体の意思決定が遅すぎたり、石橋をたたきすぎて壊れてしまったりするケースが多いのでもっとフットワーク軽く軌道修正をしていく能力が求められます。

3)精神的に疲れる

完璧主義は全てのことを想定してからでないと行動できなくなります。そうするとあらゆるパターンを分析してあらゆる対策を考えていかないといけないので、脳みそが疲れます。

精神的にも完璧な防御態勢ができていないと不安になってしまうのですり減ってきます。ボクシングでもどういったパンチにどういった対応をするかというシミュレーションはできていてもいざ試合になるとそうったものを無意識で対応しなければならくなり、臨機応変さが求められます。そういったときにあまりにマニュアルが完璧すぎると精神的に疲れてしまってショートします。

例えば手術や原発稼働など、絶対にミスが許されない場面であれば別ですが、日常的な会社生活でそこまで極限の状態はないのに精神的につかれてしまうのは、会社があまりに変化に弱いために現場が対策作りに疲労してしまっている場合が多い現状が多くの企業で見られます。

4)他人に不満を感じやすい

完璧主義だと人に対して不満やストレスを感じやすくなります。自分は完璧でありたいと思っているので、道を外れた人、ちゃんと仕事をしない人、へらへらしている人、適当な仕事をしている人に対して同じような完璧さを求めてしまいます。

とても素晴らしいことではあるのですが、そういった完璧さを自分だけでなく相手にも求めてしまうと相手も疲れますし、いちいちストレスを感じている自分が一番精神的に疲労してしまいます。

相手を許容できる能力がおそろしく低いと相手に注意しまくって居づらい思いをしてしまったり、人間関係に支障が出る場合もあるので、完璧主義でいると他人に対して寛容に離れなくなってしまいます。

もちろん仕事に対してはまじめに取り組んでいくべきですが、みんなを鼓舞したりリーダーになるというよりはねちねち指摘をしてしまったり完璧さを求めるあまり周りがうんざりしてしまうようになってしまうので完璧主義の行き過ぎは注意するに越したことはありません。

このように完璧主義でいるデメリットというのは大きく4つありますので、そういった傾向が強い方はなるべく完璧主義を捨てていく練習をしながら本当に頼られる存在になる方へ変わっていくと大きく成長できる可能性があると思っています。

それではどうやって捨てていけばいいのでしょうか。いくつか会社でも若い社員たちに伝えているヒントがあるのでご紹介したいと思います。

■ 完璧主義を解決する考え方の3つのポイント

1)こだわりを捨てる

まずこだわりを捨てることです。パワポのデザインが気に食わない。部下に依頼した仕事が思ったように仕上がってこないなど、こだわりすぎるととても非効率になります。本来やらないといけないことはなんだったのか、そのポイントさえ押さえられていれば細かい点は全て無視するくらいの感覚で良いです(特にもともと完璧主義であればそれくらいがちょうどよいかもしれません)。

公文書ではあるまいし多少の誤字脱字や表現の違いばかりを指摘しているのは実に時間がもったいないのでそういった点は直す必要があるときだけ(社外に出す文書など)見ていればよくていちいち取り上げるだけ時間の無駄です。

2)とにかく早めにだす

とにかく早めに上司やクライアントに粗々でいいのでアウトプットを出すというのが本当に大切になります。

完璧な資料、完璧な分析をするには時間がかかります。その間相手を待たせていることになりますが、相手が求めているものと違うものがずーっと待ったあとに出てきたらどうでしょうか。さんざん待ったのにまた一からやり直しというところまでかかる時間が長すぎて非常に非効率になります。

私は6割で常に出すようにして、その段階で指摘を受けたりコンセンサスを早めにとることで全員の時間も無駄にしないように気を付けています。

職場のメンバーには6割といってもまだ遅いので、3割でいいから出してほしいというようにしていてそうするとみんな思い切って構想だけでも出してくれるので全体として仕事をこなすスピードが抜群に上がっていくのを感じます。

3)とにかく着手しちゃう

めんどくさい仕事ほどなかなか手につかないものです。その間自分にボールがあるわけですからあなたのところで仕事が止まっていることになります。

私はその状態でいることが本当に嫌なので、とにかく着手してみるということを意識しています。

とりあえず手を動かしてみると本当にやらないといけないことが見えてきますし、手を付けてみるとその仕事の簡単さがようやくわかってきたりするものです。

プールで潜るようなイメージで、一瞬息を止めてとりあえず着手してしまう。そうすることでとりあえず手が動くので仕事が前に進むようになります。

その上で2)で記載したように早め早めにアウトプットをするようになれば驚くほど速く仕事が進んでいくことを体感できると私はメンバーを見ていても感じます。

そんなことをいってもそもそもアウトプットを出せる能力が低いと思う方もいるかもしれません。

所詮人間の能力なんてどんぐりの背比べですので、ちょっと努力すればそんな気持ちは吹っ飛ぶはずです。

そんな時にトレーニングできる方法は2つあると私は思っています。

■ さらに早く効果的なアウトプットがしたい場合にした方がよい3つのこと

1)時間当たりの感覚を養う

今やっている仕事を何時間で終わらせられるか図るようにするというのは一つの有効な手段です。オリンピック選手だとおもっていかに早く終わらせて自分のやることリストから消すにはどうしてら良いか?という視点で考えてみるというのはとても良いトレーニングになります。

早く終わらせたり、相手にボールを返して自分のアイドリング状態をいかに少なくするかということを意識して仕事をしていると、だんだんと「この仕事は時間がかかりすぎだ」とか「あと1時間でここまでやろう」とか時間に対する見積もりができるようになってきます。

そうしたらしめたもので、あとは時間管理をしっかりやりながら、自分の時間あたりのその仕事が占める割合を極力少なくしていくというマインドにかわっていけます。

2)ちゃんと勉強しましょう

これは私がいう必要はありませんが、仕事が早くアウトプットをしている人は間違いなく勉強しています。

もちろんラッキーな人、運がある人、たまたま得しているひとというのはいますし、生まれながらの天才は少しはいるかもしれません。

ただしそういった人は限られています。あなたの周りの仕事が早くて優秀な人は間違いなく影で努力をしています。そういった人を観察してみましょう。なんでもサラサラ簡単にこなしているひとをじっくり観察していると見えてくるものがあるかもしれません。

■ さいごに

この記事では完璧主義をいかに減らしていくことが良いかという効果と、どうやって完璧主義をやめていくかという点についてポイントをいくつかかかせていただきました。

私自身がもともと完璧主義だったこともあり、トレーニングすることで仕事のスピードとアウトプットでは社内では負けなくなったと思えるようになりましたし、なにより早く片付けることはとても気持ちが良いことと感じます。

とはいえ、油断をするとついつい完璧主義の面が顔を出して永遠と資料を作っていたり、本来は電話一本で済むのに長ったらしいメールを打っている自分がいたりします。

そういった時は今回書いたようなポイントを自分で振り返ってみて、軌道修正するようにしていますので、読んでいただいた方の何等かの参考になればとおもって記事にしました。

不完全な自分を愛しつつ、完璧主義は捨てていきましょう。人にも求めるのをやめていきましょう。きっと気持ちがすっきりします。


Keiky.