心の持ち方・考え方

自分が何に期待して意思決定しているか振り返ろう!

仕事やプライベートを問わず私たちはたくさんの意思決定をしています。

もはや意思決定そのものが我々を作り上げているといっても過言ではあまりせん。意思決定について考える時はインドの盲目の研究者であるシーナアイエンガーさんの「選択の科学」という本を思い出します。

彼女によると、自分の人生は細かな選択の連続で、今日何を食べるとか、どこにいくとか、右腕を上げるとか、スマホをみるなど、あらゆる細かい選択を我々はしていて、それが今の自分を作っているということを著者で説明しています。

じゃあなんでもその選択肢を選んだのか?ということが疑問として出てきます。

今日は「選択の科学」の本の話ではなくて、私たちは何かを期待することで、意思決定をしているという研究の話について少し書いてみたいと思います。

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■  たくさんの先入観に影響される私たちの選択

私たちはたくさんのバイアス(先入観)の中で毎日を送っています。

このばいあすについてもハロー効果バイアス、利用可能性バイアス、対応バイアス、代表性バイアスなど様々なバイアスがあるのですが、それはまた今度ということで、自分たちで普段行っている意思決定もたくさんのバイアスの影響を受けています。

全てのことを把握することはできませんので、ある程度自分の価値観とか思い込みに頼らないといけないことが出てきますが、それが正しいものかどうかというのは怪しい面があります。

そういった思い込みを外してなるべく冷静に意思決定をしたいものです。

■ そもそも何を基準に私たちは意思決定をしているか

何を基準に意思決定をしているかということを考える上でもっとも根本的な考え方として期待効用理論というものがありますのでご紹介したいと思います。

言葉で書いてしまうとなんだか難しい感じがしてしまいますが、なんてのとはありません。

一言で言うと私たちは「期待値」をもとに意思決定をしているということを研究する理論が期待効用理論と言われているものです。

自分がおこなった何らかの意思決定をした結果、「何かいいことがおきるという期待」をして決めているということです。株式投資でも儲けられることを期待して意思決定をしているわけです。

結局私たちが先が見通せないという前提があるからこそ、いろいろな選択肢から意思決定をする必要性が出てきます。答えがあらかじめわかっているのであれば意思決定をする必要はありません。

■ どれだけリスクをとれるかは人による

何かを意思決定をするというのは、わからない未来に対して何か選択肢を選ぶということで当然、失敗したときのリスクを考えてしまうものです。

自分が行った選択によって期待する効果がある一方、失敗するリスクもあるのが普通ですし、パッと決める場合でもじっくり考えて決める場合でもその期待とリスクの両方を背負って私たちは意思決定をしています。

人や時と場合によってはリスクを恐れる場合もありますし、人によっては全然リスクのことを考えずにガンガンとリスクテイクしていける人もいます。

経済学ではこれを「リスク性向」という言葉を使って説明していて、自分がリスクに対して回避的か、中立的か、志向的かということでパタンーンわけをして様々な実験が行われています。

■ どれだけリスクをとれるかは個人差だけではない

こういったリスク性向はただの個人個人の性格ということで考えることもできますが、実はそうではありません。

正確以前に、その人が背負っているものの大きさや、とれるリスクというのは置かれた状況や立場によって全然結果が変わってくるということが大きく意思決定にも影響しているということを忘れてはなりません。

例えば何億円も資産を持っている人が100万円の株を買うのと、資産ゼロで借金があって貯金ゼロの人が100万円の株を買うのではまったくとれるリスクというのが変わってきます。

こういったことを数学的な観点から意思決定の分析をしたフォン・ノイマンという有名な人がいるのですが、ちょっとマニアックすぎるのでご興味がある方は自分で調べてみてください。

いずれにしても、人は何かを期待して意思決定をすること、意思決定には期待とセットでリスクというのがあって、そのリスクに対する許容度については個人の性格やおかれた状況などでばらつきがあることが言えるとおもいます。

■ 以外に直観って大事かも?という研究が熱い

このようにヒトの意思決定というのは様々な研究がおこなわれていて、突っ込んで勉強をしたことがあります。

とても面白いのですが、今までは「合理的に考えて答えを出すのが良い」とされてきましたが、最近はこれまでの考えとは真逆に「実は直感が一番すごいんじゃない?」という研究が熱い分野として研究されていたりします。

そんな意思決定に関する深掘りはまた次回ということで。

Keiky.