禅語に触れる

すぐ取りかかることで脳みそを軽くしよう [禅即行動] 禅の言葉

なかなかやらなきゃいけなかったり、やりたいことがあるけど始められていないことって仕事でも家事でも育児でもありますよね。

本当はやったほうがいいこともなかなか取り掛からなかったりするものです。

今日の一日一禅ははそんなときにどう考えて行動すべきかがわかる言葉をシェアさせていただきます。

Contents

■ そもそも選択肢があるから脳内にこもってしまう。

やらなきゃいけないという必ずやるべきことだったり、必須ではないけど義務感的にやらないといけないことがあります。何も考えずに手をつけて処理できるものであればいいのですが、なんだか気持が億劫になったり、めんどくさいことや、気乗りしない場合は全然手がつきません。

仕事でも一緒です。差し迫ってやらなきゃいけないときは、そもそも悩んでいる暇もなくそのタスクを処理しないといけません。そういうときは先送りにできないわけですから淡々とやることになります。

私たちが悩んだり、先送りにしてしまうことはどちらかというと「本来は」すぐやったほうがいいことだけど、誰から強制されるわけでもないか、まだ先送りする時間があるものであることが大半です。

まだやらないという選択肢を持ててしまうからこそ、人は先送りにしてしまい、いざ差し迫ってきたときに「もっと早くやっておくべきだった」という後悔をしてしまいます。

■ 取り掛かってみると案外やれるもの

やるかやらないか、今やるか後でやるかについて悩んだ時にパッと取りかかった経験がある方も多いかもしれませんが、案外その仕事なり家事ができてしまいますものです。

プレゼンの資料作るのめんどくさいと思いつつもいざ取りかかってみると雑念が消えてサクサク仕事が進んだり手が動くことがあります。

床掃除がめんどくさいと思ってもいざやりはじめると床を拭いてるとなんだか気持ち良くなって結構真面目に床を吹いてしまったりするものです。

心では本当はやったほうがいいとおもっていることほど、めんどくさいと思って脳は先送りにしようとしますが、いざやってみると本来はやったほうがいいことなので結構はかどることが多いです。

えいっ!と手をつけてみると案外できてしまうことって多いと感じます。

■ 早めにとりかかる2つのメリット

早めに手をつけるメリットというのはいくつかあると思いますがその仕事なり家事が片付けられること以外にはどんなメリットがあるでしょうか。

私は以下の2つのメリットがあると思ってます。

1) 後悔することが減る

やって失敗したり、やらなきゃよかったと思うことはもちろんあります。それでも「やればよかった」「もっとはやくはじめればよかった」と思うことの方が圧倒的に多いです。

過去はかえってこないわけですので、今はじめるか、今後も一切やらないかという二つの選択肢しかありません。

金銭的にできない、時間がないからできないという場合ももちろんあります。私もそういったやりたいことは山ほどあって、制約がある方からなかなか手がつけられないものがあります。

そういったものの中でもスモールスタート、やりたいことを小さくしてはじめられることは手をつけて。それ以外はやりたいことリストに残しておくようにしています。

例えば運動であればジムに通うお金がなくても家で自重の筋トレも10分あればかなり追い込めます。ランニングもピカピカのウェアがなくても中古で買ったり家のジャージでもあれば20分本気で走ればトレーニングできます。

ジムに通うのはあくまで手段で、本当の目的は運動することですから小さな目標に分解すると日常に取り入れればできないことはないです。

私はダンベルをメルカリで買って20-30分を週3ー4回、部位を分けてトレーニングするようにしていますが、移動する時間もないですし20-30分くらいであれば時間を作ることができます。ジムに通わなくてもやり方と栄養の取り方を勉強すれば効果は出てきます。

逆にすぐ取りかからないものもあります。僕の中では旅行と運転です。

車はペーパードライバーになって何年も経ちますが、いつかまた始めたいと思いつつも都内で必要なシーンはほぼないですし、駐車場が月3万近いのは片働きでは耐えられません。シェアライドでもいいですが、練習が必要ですのでやるなら欲しいと思います。とくに必要性が低いのでやってないですが、必要になったりお金を出せるようになったらやろうかなくらいに考えてます。

旅行も同じです。子供2人を連れて世界中の景色を見せたいと思いますし、自分も昔のように海外に行って色々な世界を体験したいと思っています。やはり金銭的に難しいのと仕事もありますので叶えることはできません。かといって差し迫ってやらなきゃいけないことではないので、とりあえず先送りして楽しい旅行を妄想して楽しみにしてます。

このようにできないことはとりあえず置いておいて、それ以外は早めに取り掛かるしかありません。

あとあと後悔しないためにも。いまやっておいて損はありません。

2) 脳内がリフレッシュできる

あれこれ考えている時間はあまり生産的ではありません。脳内であーだ。こーだいっているだけです。

まずは脳内に引きこもってやるかやらないかとか、めんどくさいなぁ、嫌だなぁと考えていることから脱出する必要があります。

そうするためにはとにかく行動にうつす以外ありません。

一度行動にうつすと、前述したとおり案外仕事なり家事が進みます。一度手をつけてしまうと少なくとも、やるかやらないかを悩む必要がなくなります。

脳みそがスッキリして他のことを考えたり、感じることができるようになるので、とにかくやってしまうと脳みそのスペースを空けることができるのでパソコンのハードディスクの容量と一緒で脳みそが軽くなるとキビキビ動くようになるというメリットがあります。

■ 禅即行動(ぜんそくこうどう)

こういったことを教えてくれる言葉が禅即行動という言葉です。

まずは行動することが大切だということを表したストレートな言葉です。

禅でもっとも伝えたいのは、自分の時間を自分の意志で使い道を決めて行動する大切さです。

やらなくちゃといいつつ行動できないものはありますが、自分で自分の時間をどう使うかを決めて、なるべく大切に時間を使うことを知って欲しいという思いがあります。

悩みというのは脳みそが暇になるとうまれてくるものです。脳みそでグルグル考えるよりも、とにかく行動して今を大切にする。

そんなある意味では、私たちも頭の中では理解しているけど行動できていないことを気づかせてくれます。

やりたいこと、やったほうがいいのと。思い切って手をつけて見ましょう。脳みそがスッキリして新しい心地よい風が入ってきます。

keiky.