シンプルライフ

継続するだけでレアな人材になれる!問題は何を続けるか

なかなか習慣を作るというのは難しいものです。

ちょっと太ってきたなあと思ってジョギングをしたり筋トレをしたり、自己啓発本に触発されて自分も食事や料理の習慣を取り入れたりしますが、続くことはほとんどなかったりします。苦痛になるくらいやるべきではないと思いますが、頭では続けた方がよいと思っていてもなかなか続かなかった経験が私にはたくさんあります。

今こうして始めたブログは大切な思いを込めて今後も自分のライフステージに合わせて一生続けていきたいと思っていますがどこまで続くのか未来はわかりませんので「今の気持ち」に集中してそれが毎日続いていけばいいなあと思っています。

4か月前に始めた筋トレ(自宅でのダンベルと自重トレーニング)は今でも続いていて完全に習慣になりました。いろいろ試行錯誤をしながらやったのですが、月曜日から始める場合は月曜日に上半身、火曜日に下半身、水曜と木曜を二日空ける、金曜日にまた上半身、土曜日に下半身、そして日曜日と月曜を空けるという8日間のサイクルでやっています。もう少し間を詰めればもっと頻度を上げられますが、回復に時間がかかるのと、肉体以上に神経系の回復は時間がかかるのでわたしにとってはいまのサイクルがちょうどよいといった感じです。

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逆に習慣化しようと思って続いていないのは英語や中国語などの語学。本こそかって「さあやるぞ~」と思って何日かやってみたものの残念ながら続いていません。またフツフツとやりたい気持ちがわいてくるサイクルがあるかもしれませんが先のことはわかりません。

そういったやめてしまったものも無理にやる必要はありません。その時に自分にはまらなかったということで流してしまうのが一番です。本でも同じで買ったけど読んでいない本というのはもったいないと思う必要はなくて、「その時たまたまその本を買ったこと」に既に意味があるので役割を終えたと思って無理に読むのはあまり意味がないことだとわたしは思っています。

自分で自由に判断できるような内容であれば無理して続けるほど意味がないことはありません。無理して苦痛を感じながら続けても楽しくありません。わたしの場合は筋トレは肉体的には苦しいですが、結果として力がついて子供と遊んで疲れにくくなったり、ちょっと体がしまると気持ちいいもので筋肉痛も好きになってしまったので、その行為自体は苦しくなかったりします。

何かを続けることというのが長続きしない半面、何かが続いているとしたらそれは実は自分が思っている以上にすごいことです。あまりピンとこないので2つの側面から見ていきたいと思います。

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① 続けることで超レアな人になれる

たまたま意識せずに続けていることの威力ということを少し考えてみたいと思います。「継続は力なり」という使い古された言葉がありますが少しどういうことか2つの側面から見てみましょう。

まずは確実に希少性が高くレアな人になれるということがいえます。

確率と聞くと数字なのでちょっと毛嫌いしてしまうところがわたしはありますが、算数レベルの計算で以下に続けていることがすごいことなのかを体感することができます。

例えばジョギングやウォーキングを例にとってみましょう。数字は仮置きなのでご容赦ください。

まずやろうと思う人は100人いたら99%が心ではそう思っているとします。

その中で実際に行動をして1回やってみようと思う人はそのうち30%。

1回やって「しんどいわ~」といって終わりにならず続く人が20%

さらに何とか一週間続いた人がそのうち20%

そのうち1か月続いた人が20%(このあたりから習慣化されはじめる)

そのうち1年間続いた人が10%

そのうち5年間続いた人が5%

さて、この場合どれくらいの希少な人になっていると思いますでしょうか。

なんとこの時点で10万人に一人の人間になっています。全ての%を掛け算していくと0.001%となり、これは10万分の1という数字です。いかがでしょうか。なんだか特別な気分になった気がしますよね。

どんなことでも続けられる人というのはそうそういないのでいつの間にかその分野ではNo.1になっていたり、自分が思っている以上に希少性がある場合があるので何かを続けてきたということは自信を持っていいいということだといえます。

仕事でもある分野の仕事を何年もやっていて当たり前にできているようなことでも他の人からしたらすごいことに見えるかもしれません。

続けていることがあれば自分を認めてあげると心が少し軽くなると思っています。

この希少な人になれるという凄さのほかにもう一つ凄い効果があります。

② 効果が何倍にも増幅される

なにごとも「積み重ね」が大切ということを言ったり言われたりすることが日常的にあると思いますが、その本当の意味は”複利”のすごさにあります。

”複利(ふくり)”と聞くと金利をイメージします。100万円投資したら毎年5%の金利が付くというのを複利で計算すると5年後は128万円弱になります。これは単純に毎年増えた額にさらに5%をかけていくのでちょうど上昇カーブを描くように増えていく効果といえます。

少し嫌な話ですが借金にも同じことが言えます。闇金融の世界では”トイチ(十日で10%、年利365%)という金利の話がありますが、100万円借りたとして、1か月後に一括返済する場合の利息額は30万円となります(100万円×365%÷365日×30日)。金利だけで30万円ですから元本含めて130万円を返すことになります。。返済期間を延ばしていくとドンドン支払う利息は膨らんでしまいます。

このように複利という効果はとても強力です。

例えば先ほどのジョギングやウォーキングを生活に取り入れる例を振り返ってみたいと思います。

今の自分の体調・体系が100%とします。運動を取り入れて一か月でその運動の効果によって体調が5%ほど改善するとします。それがうまく続けられることができた場合にどれだけ体調が改善するでしょうか。これを複利を使って計算すると1年間で80%改善するということになります。これだけ継続して積み上げていく凄さというのはあるということが言えると思います。

一方で、こういった複利が効かないながらも続ける効果がもっとシンプルにわかるものもあります。それが例えば読書です。

1か月に1冊本を読む人は年間12冊、一週間で1冊読む人は年間48冊読んを読むことができます。これを5年間続くと前者の人は60冊、後者の人は240冊本を読んでいる計算になります。

このような人が周りにいるとしたらその人に追いつくにはとても大変なギャップがあることに気づきま。今始めたとしても同じペースでは5年かかってしまいますし、一気に縮めようとするとその2倍、3倍のペースでやっていく必要があります。

一番どういう人に追い付けないかは、結局は「かなりの長期間継続的に大量のことをやっているひと」ということになります。こういう人に追いつくことはかなり難しいと言わざるを得ません。どのような世界でもトップを走るようなひと、とても真似できないような人は濃い密度で長期間継続してやってきた人に他なりません。

かといってあきらめるのはもったいないので、人と比べること自体をやめて、自分は自分という価値観を大切にしてコツコツ自分のやりたいことをやっていくことに集中することに尽きます。

良い習慣も悪い習慣も続けることの影響は大きい

このように続けることのパワーについてみてまいりました。何かを長く続けるほど積み重ねの効果で加速度的に効果が増えていくこと、そして続けている人は少ないわけですからどんどんレアな人になっていけるということが言えると思います。

良い効果はどんどん良い効果になりますし、逆に悪い習慣がある人はどんどんその悪さが増幅されていくということも言えます。

良い習慣を身に着けて続けていくこと。

そうするといつの間にかその道の達人になっているかもしれません。

わたしも新しくそういったものに出会えることを何歳になっても楽しみにしたいと思っています。続かなかったことをきっぱりと忘れて、続けられることを続けていく。

そんな心持ちで生きていきたいものです。

Keiky.