シンプルライフ

よい習慣を身につけるシンプルな回り道

ママ

何かを新しい習慣を取り入れるってなかなか難しいし、途中で定着しなくて前の生活に戻っちゃうんだよね。

なんか簡単に新しい習慣を取り入れて定着させる方法ってないの?自分だけじゃなくて子供にもいい習慣を身に着けてほしくてさ。

パパ

よく「やる気の問題だ」とかいう人いるけど、そんな意思の力に頼ったって絶対続かないよ。いくつか簡単なことを守れば自然と習慣化を助けてくれる方法があるから紹介するね。

ママ

なんかパパは継続の鬼って感じだよね。筋トレはとりあえず6か月続いてるし、本も月2冊がもう10年以上続いてるよね。なーんだ意思が強いわけじゃなくて秘訣があるわけね~

パパ

秘訣といっても何か魔法みたいなものを期待してるの?!そんなものはないけど、魔法に匹敵するものではあるかも。まあとりあえず聞いてみてよ。

今の生活を変えたくて新しい習慣を色々取り入れてはやめる繰り返しをして経験はないでしょうか。私も何度も色々なことにチャレンジしては挫折したり、興味がなくなって続かなかった経験があります。

もちろん、自分が興味がないことを続ける必要はなくて、興味がなければ習慣化する必要はありません。興味がないことを続けることほど苦痛なことってないですから。

一方で興味があったり「やったほうがいい」とおもっていて何となく面倒くさくて手がつかなかったり、気合いを入れないとやれないことがある場合はこの記事でご紹介する習慣化する方法をいくつか取り入れてみると良いかもしれません。

Contents

悪循環をまず断ち切って時間のスペースをつくる

実はまず最初にやるべきは新しい習慣をとりいれることではありません

今の自分の24時間は既に今のライフスタイルで使っていることの時間で支配されています。そこにあらたに習慣をとりいれようとすると時間が絶対にパンクしてしまいます。

例えば寝る前に2時間自由時間があったとしても動画を1時間見ること、残りの1時間で風呂や歯磨きをしているとしたらそこに新たに1時間ストレッチする時間をとりいれることはできません。追加で1時間新しい習慣を入れたら寝る時間を1時間削ることになってしまいます。

まずやることは悪循環を断ち切ることです。特にターゲットとして削るべきなのは、「ストレス解消に必須という思い込み」をもっているような習慣です。


「これは私のストレス解消に必要」と思っていることって本当にストレス解消になっているのか?ということを自問自答してまずやめることから始めた方が新しい習慣を取り入れやすくなります。これまでの生活を見直してストレス解消に必要だと思っていたことも実はそんなに役に立っていないことも多いはずです。

まずはそういったものをやめることで時間を確保しましょう。空いた時間が生まれたらその時間に新しい習慣を入れられます。

例えば動画視聴、夜更かし、お菓子、タバコ、お酒、仮眠、LINE、Twitter、チャットなど自分がどれだけ時間を使っているか振り返ってみると1回ずつは数分とか数病の単位かもしれません。

それを合計して1日あたりどれくらい時間を使っているか考えると数時間に及ぶ場合もあるので、まずはそういったものに使っている時間を投資して使う価値があるのか、ちゃんと効果を得られているのかということをセットで考えてみるところからスタートした方がよいかもしれません。

やめるのはつらい作業である場合もありますので、そういった場合は「転機を利用する」というのが有効だったりします。例えば風邪をひいた場合、普段通りの生活ができませんよね。そういったことをチャンスだと思って今まで依存していたことを思い切ってやめると案外続けられたりするものです。

パパ

少しずつ減らすというやり方よりも「完全に断つ」方が実は楽です。頻度を減らす方が枯渇した感じが強まり余計にその習慣に依存しちゃうのでやめるときは一気にやめましょう!

キーストーンハビットから変えてみる

1時間読書する時間を新しく習慣に取り入れたいと思った場合でも、まずは読書から入るのをやめてみて、キーストーンハビットといわれる4つの習慣から変えてみてください。

キーストーンハビットとは私なりに意訳すると「カギとなる布石のような習慣」といえます。本当は読書を取り入れたいのに読書そのものより他の習慣を変えるというのは、なんだか若干遠回りのように感じます。

それでも実はこのキーストーンハビットを変えることの効果がとても大きいのでまずここから変えてみると、本来やりたいこともスムーズにできるようになるのでとてもおすすめです。

4つのキーストーンハビット
  • 片付け
  • 睡眠
  • 運動
  • 早起き

この4つがキーストーンハビットとなる習慣です。「なーんだ」と思うかもしれませんが、これら4つはどれ一つとっても効果が抜群なものばかりです。

例えば片付けをすることで気持ちのゆとりが生まれます。掃除をする手間が省けますし、効率的な部屋になれば時間だってうまれてきます。

運動であれば10分でも運動をすると気持ちが変わります。さっぱりした気持ちになれば他の活動を早く終わらせることができて効率が上がります。また体力もついて今までのような悪習慣となるリフレッシュが必要無くなってしまったりします。

この4つのキーストーンハビットを変えることで全体の循環を良くするという意味では、血液の循環を良くするイメージです。血の流れを良くすることで全体の体質を改善していくというような効果があるので、まずはやりたいことが具体的にあったとしてもこの4つの習慣を変えていくと、新しい習慣が続きやすくなります。

パパ

ちょっとの改善でも意味があるのでいきなり大きく変えようとしない方が良いです。できる範囲で数分とか少しだけ変えてみて違いを実感してから大きく変えることを検討した方が苦痛ではないので楽な気持ちでいきましょう!

3つの心の持ち方

まず悪習慣を断ち切ることからはじめて、キーストーンハビットを変えるということまでやったらいよいよ新しい習慣を取り入れてみましょう。

きっと前よりもグッと続けやすい状態にはなっているはずです。心も時間も前よりはゆとりができているはずなのであなたの習慣が定着することを願っています。

あとは以下の3点に気を付けて習慣に取り組んでみてください。そうするときっと習慣が続きやすくなるはずです。

3つの心がけ

1)やる気はやる前には出ない

2)目標を上げすぎない

3)始めるのが遅いと思う必要はない

「やる気をだせ!」と思っていても実際にやる気は湧いてきません。とりあえず手を付けてみることをしないとやる気は湧いてきません。一度やりはじめると少しずつやる気が出てくるものです。「気合だ!」といって始める自分を鼓舞するよりもとりあえず3秒息をとめて「まずやってみること」が大切です。

目標についても高すぎて良いことはありません。目標と今の自分のギャップに苦しむだけです。今日少しでもできた自分をほめてあげましょう。英単語の学習を一日50ページと義務づけるとそれができない日があると自分はダメ人間に思えてしまいます。1ページしかできない日があっても「ゼロよりマシ。とりあえず続けられた」という気持ちで自分をみとめてあげましょう。何事も積み重ねです。まずはできることをやりましょう

人と比べるときに「自分は始めるのが遅かった」と特に思うことが多い気がします。自分よりバリバリできる人をみて「自分は年だし、今からやったって無駄だ」と思う必要はありません。何歳からでもスタートをしていいのです。人と比べず、過去の自分と比べたらその一歩はとても大きな一歩です。

自分が楽しく、心地よく続けることが最優先です。他の人は関係ありません。自分にとっての一歩一歩を大切にして自分をみとめてあげましょう。そうすることが良い習慣を続けるうえでとても効果がありますので。

悩む時間は決める

最後に新しい習慣を取り入れるうえで「悩む時間を決める」という点も有効だということを書いて終わりにしたいと思います。

私は特にそうなのですが、毎日多くのことを悩みます。それが結論が出ないようなことが多いのでかなりの時間を悩むことに消費してしまっています。悩めるというのは差し迫って選べない状況にあるわけではないので先送りするなら一切そのことを考えることを辞めてしまえばいいだけの話です。

悩むということはある意味で「今の集中できていない」証拠だったりします。今できることをせずウダウダ悩むというのは頭の中に閉じこもっているのと一緒です。

何度注意しても私の場合は脳内に引きこもってしまうことをやめられません。もはや性格なのか頭では今に集中できていないことが分かっていてもどうしても悩んでしまうのです。

そんな私としては「時間で区切る」ということを取り入れています。

例えばですが、「今から1時間好きなだけ悩む」という風に決めてその時間はとにかくウダウダ好きなだけ悩むようにします。時間がきたら「はいっ!とりあえず結論出てないけど考えるのヤメっ!」という感じで自分に言い聞かせて悩む時間を終わるようにします。

考えてしまうことを考えないようにするのはとても難しいことですので、考える時間を決めると残りの時間を悩むことに使わないようにはできるので有効です。もちろん頭に浮かんでしまうことはありますが、そんな時はその悩みを心の中にイメージした川に流してしまったり、パタパタとホウキではたいて消してしまうイメージを描いて忘れるようにしています。

良い習慣が続きますように。

Keiky.